ローマ 教皇 法王 違い。 教皇

「ローマ法王」の呼称の由来は?教皇との違いは何?どっちが正しい?|TOKYO SCOPE

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まず日本政府だが、こちらは1942年の外交関係樹立以来、一貫して「法王」を採用している。 たとえば2013年2月12日、安倍晋三首相は退位を発表したベネディクト16世にメッセージを送っているが、ここでは「ローマ法王ベネディクト16世台下」との表記だ。 東京・千代田区にあるバチカンの大使館にも、「ローマ法王庁大使館」との表札がかかる。 主要マスコミも、大半が法王派だ。 新聞各紙を始め、NHK・在京キー局などはいずれも法王と呼んでいる。 固有名詞を引用する際などには「教皇」と書く例もあるようだが、基本的には法王一色と言っていい。 しかし、日本のカトリック教会を統括する宗教法人カトリック中央協議会は、強硬に「教皇」が正しいと主張する。 協議会のウェブサイトには、わざわざそのことを説明するためのページが設けられている。 これによれば協議会では1981年、ヨハネ・パウロ2世の来日にあわせ、これまで混乱していた表記を「教皇」に統一することに正式に決めた。 「『教える』という字のほうが、教皇の職務をよく表わすから」 というのがその理由だ。 そこで、外務省にも呼び方を変えてもらうよう申し入れたのだが、「日本政府に登録した国名は、実際に政変が起きて国名が変わるなどしない限り、変更できない」という理由で断られてしまった。 マスコミ各社にもたびたび教皇使用を依頼したが、こちらも実現しなかったという。 「こうしていまでも『法王』と『教皇』が混用されているのです。 皆様には、『教皇』を使っていただくよう、お願いする次第です」(協議会ウェブページより) ただし協議会の活動の甲斐あってか「教皇」もかなり一般化し、たとえば高校世界史教科書は現在、ほぼすべてが教皇を採用している。 正式表記は凄く長い いっそ国も、そろそろ教皇にしていいのでは? 外務省に尋ねてみたが、 「どちらも日本語としては一般的に使われていますし、こちらとしてはずっと公式に使ってきたものなので……」 と煮え切らない。 なおネットなどでは教皇の「皇」の字が「天皇」に通じるため遠慮して法王を使っているのでは、という説もあるが、外務省では「初耳。 スペインなど、王制の国の王位継承者を『皇太子』と呼んでいるぐらいですから、勘違いでは」。 ちなみに教皇にしても法王にしても、日本などでしか使われていない一種の「意訳」だ。 正式には、以下のような長い肩書きを名乗っている。 「ローマの司教、イエス・キリストの代理者、使徒たちのかしらの後継者、普遍教会の最高司教、イタリア首座司教、ローマ管区首都大司教、バチカン市国元首、神のしもべたちのしもべ」 一般には父を意味する「パパ(Papa)」と呼ばれ、日本でも戦国~江戸初期には、神父を「パードレ」と呼んだ要領で、西洋式に「パアパ(パッパ)」としていた(どちりな・きりしたんなど)。 江戸中期の儒学者・新井白石が「教化之主」(本来は釈迦など高僧の意)と記した例もある。 それと比べれば、教皇も法王も比較的新しい呼び方のようだ。

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「ローマ法王」が「ローマ教皇」に変更 政府発表で割れるメディアの対応: J

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ローマ法王・フランシスコに謁見する徳安茂氏 <<2019年11月、ローマ教皇フランシスコが日本を訪れる。 ローマ教皇の来日は実に38年ぶりのこととなる。 来日に合わせて書籍から日めくりカレンダーといった関連書籍が続々と発売され店頭を賑わしているが、この熱狂の背景には現在のローマ教皇フランシスコの人気の高さがある。 2013年の就任以来、歴代教皇と比較しても異例の世界的支持を集めるフランシスコ教皇が訪日するからだ。 しかし、今回の訪日にともなった報道や商品のうちで「ローマ教皇」と「ローマ法王」と二種類の呼称が混在していることにお気づきの方がいるだろう。 法王と教皇、なぜ違いが生まれるのか? その理由を「なぜローマ法王は世界を動かせるのか」の著者であり、元バチカン公使の徳安茂氏が、日本とバチカンの歴史を踏まえて解説する。 かつては併用されていた「教皇」と「法王」 「法王」とは、日本政府が太平洋戦争が始まって間もない昭和17年(1942年)にバチカンと正式に外交関係を結んだときからの呼称である。 ちなみに米国がバチカンと外交関係を結ぶのはこれに遅れること42年、即ち1984年のこと。 他方、「教皇」とは、日本のカトリック教会が1981年のヨハネ・パウロ2世来日時にそれまで併用して使っていた呼称を「教皇」に統一してからの呼び名である。 従って、どちらも間違いではないが、報道関係等では政府の正式呼称である「法王」を用いることが一般的であるのに対し、カトリック協会関係では「教皇」という語を使うのが普通となっている。 この日めくりカレンダーは「教皇」。 来日合わせてに発売された書籍などには「法王」の呼称も混在している。

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天皇陛下の世界的地位ランキング!イギリス王室、ローマ法王と比較!

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宗教映画は苦手だが、ここでの評価が高いし、レビューを読むと堅苦しい作品でもなさそうだったので観ることにした。 始まってすぐに気が付いた。 「ローマ教皇とローマ法王はどう違うんだろう?」と。 劇中に教皇も法王も出てくるのかと思っていたが、帰って調べると同じだった。 2019年に日本でも「教皇」に呼び名が統一されたらしい。 映画は本当に堅苦しくなく、教皇や枢機卿だってアバやビートルズを聴くしサッカーも観る。 ローマ教皇はドイツ人。 そこへアルゼンチン人の枢機卿が引退の許可をもらいに訪ねてくる。 アルゼンチンはタンゴとサッカーの国なので枢機卿はサッカーが大好き。 枢機卿のセリフに出てくる「サン・ロレンソ」や「ウラカン」はアルゼンチンのサッカーチーム。 二人の会話には「来年のW杯決勝ではドイツとアルゼンチンの決勝が観られるかもしれませんよ」という会話も出てくる 2014年W杯は実際にそうなった)。 二人の禅問答のような会話劇が始まるが軽妙洒脱な会話も出てくるし二人の演技が素晴らしいので退屈はしない。 実話の映画化なので最後の方は実際の映像が出てくるが、ラストがすばらしい。 面白い作品だとは思うが、キリスト教の映画なのでオスカーは無理だろう。 エンドロールがまた考えられていて、アルゼンチンで撮影された部分を紹介するロールにはアルゼンチンの国旗がつけられ、背景の色も国旗の水色になる。 テーマがテーマなので観る人を選ぶ作品かも知れないが、自分は面白かった。

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