竹取物語 罪 原文。 『竹取物語』のかぐや姫はどんな罪を犯して地上に来たのですか...

かぐや姫の物語と竹取物語の違いを比較!罪と罰の意味をネタバレ解説|みかんと傘とコッペパン。

竹取物語 罪 原文

この物語はかぐや姫への求婚譚が中心になっています。 求婚してきた者をかぐや姫がはねのけるという形式です。 月の世界でもそれと同様のことが起こったのかもしれません。 月の王の求婚を、かぐや姫が拒んだのです。 求婚してきた相手が月の王だというのは、かぐや姫に与えられた大変に重い罰でわかります。 別の星に送られるほどの罰です。 求婚を拒んだだけにしては、あまりにも重すぎます。 そのような不当に重い罰を与えることのできる人物として考えられるのは、月の王でしょう。 月の王はふられた腹いせに彼女を地上に追いやったのです。 かぐや姫は無実の罪を着せられたというわけです。 最高権力者からの求愛というと、物語の中では帝の求婚譚がそれにあたります。 かぐや姫に迫り、拒まれるという点では同じです。 しかし、月の王と帝との間には決定的な違いがあります。 月の王が彼女への愛情を無くし、二度と会えないほど遠くに追いやったのに対し、帝は、二度と会えなくなった後でも、変わらぬ愛情を持ち続けたのです。 帝は、始めこそ少々強引な印象を受けるものの、最終的にはたいへんに好ましい人物として描かれています。 作者は、月の王と帝とを対照的に描きたかったのかもしれません。 月の王の求婚を拒んだことを裏付けるような発言をかぐや姫はしています。 帝からの使者が竹取の翁の家を訪れ、彼女に姿を見せるように命じる場面です。 私が国王のご命令にそむいたのであれば、はやく、殺してください 小-竹取物語-p58と、かぐや姫は言います。 使者の訪問は帝からの求愛という意味もありそうですが、それに逆らったからといって、自分を殺せというのは極端すぎる考えです。 しかし、かぐや姫が月ですでに同じような経験をしていたならどうでしょうか。 月の王を拒んだ結果として地上に落とされたのであれば、地上でもそれと同程度の罰が与えられると考えても不自然ではありません。 地上には他の星に罪人を送る技術はありませんから、それに匹敵するものとして死刑を考えたのは無理のないことでしょう。 月での経験が彼女に「自分を殺せ」という発言をさせたのです。 かぐや姫と三人の王 迎えに来た月の王 かぐや姫は月の王に無実の罪を着せられました。 しかし、彼女を迎えに来たのは、ほかならない月の王です。 求婚を拒まれて、怒りのあまり他の星に送った相手を、臆面もなく迎えに来たということでしょうか。 しかも百人の天人を連れてです。 で考えたように、かぐや姫はその身の安全や地上での生活を、月側からかなり配慮されているようです。 無実の罪を着せて追いやった人物がそのようなことをするとは思えません。 罪を着せた王と迎えにきた王とは、おそらく別人です。 迎えにきたのは新たな月の王というわけです。 彼の、 罪の限りはてぬれば 小-竹取物語-p72という言葉は、かぐや姫に無実の罪を着せた王の退位を意味しているのでしょう。 かぐや姫は、 わずかな間 小-竹取物語-p66のこととして地上に下ろされたのだと、翁に語っています。 月の王の言葉にも同様なものがあります 小-竹取物語-p72。 つまり、かぐや姫と月の王との間でそれが共通の認識になっていたということです。 罪を着せた王が、これから罰を与えようとするかぐや姫に、それが「わずかな間」だなどと言うでしょうか。 自分を受け入れることより重罪人として地上に送られる方を選んだ姫を、「わずかな間」を経たのちに迎えに行こうなどと罰を与える前から考えるでしょうか。 とてもそうは思えません。 やはり、罪を着せた王と迎えにきた王とは別人とした方がいいでしょう。 帰りたくないかぐや姫、月を見て泣く 帝と文を交わすようになって三年ほどしたのち、かぐや姫は月から迎えの来ることを知ります。 おそらく、月と地上との間で使者が行き来していたのでしょう。 帰郷を延期してくれるよう月に願い出たという彼女の発言からもそれがうかがえます 小-竹取物語-p70。 しかし、それを知った彼女は悲しみます。 たいへんな悲しみようです。 竹取の翁たちと別れたくないのも大きな理由のひとつでしょう。 故郷へ帰るといっても、うれしい気持もいたしません。 悲しい思いでいっぱいです 小-竹取物語-p67と彼女は言います。 愛情に満ちた楽しい生活だったはずです。 あの月の国の父母のこともおぼえておりません 小-竹取物語-p66と言っているのをみると、彼女の両親は月にはいるものの、一緒に暮らしてはいなかったということになりそうです。 幼い頃から別々にされていたということも考えられます。 そんな彼女にとって、翁たちは両親に等しい存在であったことでしょう。 しかし、かぐや姫の悲しみ方は異様です。 月を見て泣いているのです 小-竹取物語-p63。 別れを惜しむ翁たちを見てではなく、これから帰る故郷である月を見て泣くのです。 家の人々に止められても、人目を避けて月を見て泣くのです。 翁たちとの別れの他に、彼女を泣かせるもっと重大な事がひそんでいるような気がしてきます。 故郷へ帰るといっても、うれしい気持もいたしませんという言葉が、重要な意味を持ってきそうです。 本当は嬉しいのに、翁たちに気をつかって言った、そんな言葉ではないのかもしれません。 もし帰りたくない理由があるとすれば、自分に罪を着せた王のもとに戻ることでしょう。 しかし、その王はもう退位しています。 となると、新しい王も、彼女に帰る気を起こさせなかったということになります。 新しい王とは、どのような人物なのでしょうか。 冷酷な王 新しい月の王は冷酷です。 天の羽衣の存在がそれをよく表しています。 天の羽衣は、 着た人は、心が常の人間のそれと変ってしまう 小-竹取物語-p74というものです。 で考えたように、二千人もの兵から戦う気力を失わせるような技術が月側にはあるようです。 天の羽衣もその技術を用いて作られた物なのでしょう。 かぐや姫はそれを着せられて、翁たちを思う気持ちを無くしてしまうのです。 月の王は、かぐや姫から、地上での生活の思い出を全て奪ってしまったのです。 翁たちにとっても、愛する者の中から自分たちが消えてしまうことに、たいへんな悲しみをおぼえたはずです。 どんな思惑があったのかはわかりません。 しかし、かぐや姫たちにとって、それはたいへんに残酷なことです。 他にもあります。 かぐや姫は、自分が地上にやって来た理由を、翁たちには伏せています。 無実とはいえ、罰を受けて来たということを知れば、翁たちが悲しむのではないかと考えたのでしょう。 しかし迎えに来た月の王は、それをあっさりと翁に告げてしまいます 小-竹取物語-p72。 かぐや姫たちの気持ちなど、少しも考えてはいないのです。 かぐや姫は、新たに王になったこの人物の人となりを知っていたのでしょう。 彼が迎えに来たのは、彼女を妻にするためだったのかもしれません。 かぐや姫が嘆き悲しむのも当然です。 かぐや姫、帰郷を望む かぐや姫は月に帰ることを望んでいました。 や帝と結婚しなかったのも、やがては月に帰るつもりでいたからに違いありません。 帝とのやりとりの場面に、 お互いに御心を慰め 小-竹取物語-p63という記述があります。 かぐや姫と会えない帝が彼女と手紙を交わすことで心を慰めるのは理解できます。 しかし、かぐや姫には帝と会えないことを嘆く理由がありません。 「わずかな間」のはずだった地上での暮らしが予想以上に長引いてしまい、帰郷できないつらさを、帝との愛情のあるやりとりで紛らわしていた、と考えればいいかもしれません。 この時点までは、月に帰りたい気持ちがかぐや姫にあったのは確かです。 つまり、地上に来てから、迎えが来るという知らせを聞くまでの間は、彼女は帰郷を望んでいたということです。 通常であれば、他の星に送られるような重罪人がわずかの期間で帰ることは無理でしょう。 かぐや姫が帰郷の望みを持っていた理由は、「わずかな間」という言葉を信じていたからです。 それを言ったのは、前述したように、罪を着せた王ではありません。 また、新しい月の王でもありません。 もし、新しい月の王がそう言ったとしても、そのもとに行くことを泣くほど嫌がっていたかぐや姫が、その言葉を心の支えにすることはないはずですから。 かぐや姫に「わずかな間」と言った人物は、彼女がそのもとに帰りたいと思っている者ということになります。 その人物は、かぐや姫が地上に下ろされるのが決まった時から、彼女のために手を尽くしていたのでしょう。 で考えた「月側の周到な計画」は、その人物の行ったことに違いありません。 かぐや姫とその人物とは互いに好意を持っていたのかもしれません。 だからこそ、彼女は彼の言葉を信じて、迎えに来るのを待っていたのです。 その彼とは、どのような人物なのでしょうか。 遅れた即位 その彼は、かぐや姫が地上にいる期間を、なぜ「わずかな間」と言うことができたのでしょうか。 王の与えた罰を勝手に無効にすることはできないはずです。 しかし、その罰を与えた王がいなくなることが分かっていたら状況は変わってきます。 もちろん、王が退くだけでは十分ではありません。 確実なのは、自分が新たな王となって、彼女の罰を自ら無効にすることです。 つまりその彼は、罪を与えた王の後、そして、迎えに来た王の前に即位した王だと考えられます。 彼は、罪を与えた王が間もなく退くことを知っていたのでしょう。 もしかしたら、何らかの方法で退位をさせるつもりだったのかもしれません。 いずれにしても、自分が王になることがわかっていたはずです。 だからこそ、かぐや姫に「わずかな間」、つまり「すぐに迎えに行く」と言うことができたのです。 しかし、即位するのに思ったよりも時間がかかってしまった。 それがかぐや姫の、 多くの年を経てしまった 小-竹取物語-p66という言葉になったのです。 しかし、彼は結局迎えには来ませんでした。 代わりに来たのが、その彼の身近にいた人物、つまり迎えに来た王ということになります。 身近にいたからこそ、迎えに来るはずだった彼がかぐや姫に「わずかな間」と言った事や、彼女を助けるために手を尽くしたことを知ることができたのです。 翁との会話の中でそれらが語られているのはそのためでしょう。 その人物は、かぐや姫にとてつもない悲しみを与える方法で新しい王の座についたのです。 彼女が月を見て泣いていた本当の理由はそれだったのです。 ふだんでも月をしみじみとご覧になっていらっしゃいます 小-竹取物語-p64と、姫のそばに使われている人々が言っているように、彼女は常に愛する人の面影を月に見ていたのです。 遠く離れた地上にいる彼女にとって、彼を思い起こさせるものは月しかなかったのでしょう。 信じられないような知らせが届いたあとも、月を見ずにはいられなかったのです。 月を見て泣くことしかできなかったのです。 月の住人は不老不死か かぐや姫と三人の王についてまとめてみます。 もちろん、これは完全な想像です。 王1は、かぐや姫を手に入れようと迫りますが、彼女はそれを拒否します。 怒った彼は、彼女に無実の罪を着せて地上に送ります。 次の王となる予定の男(王2)は、自分が王になったら迎えに行くとかぐや姫に約束します。 に登場したのはこの人物です。 二人は互いに好意を持っていたのでしょう、かぐや姫はその言葉を心の支えに地上で暮らし始めます。 すぐに帰るつもりなのですから、誰に求婚されようとも、地上で結婚することはありません。 王の代替わりには思った以上に時間がかかりました。 ようやく、月からの迎えが来るという知らせがかぐや姫のもとに届けられます。 待ちに待った知らせです。 しかし、迎えに来るのは王2ではありません。 王1でも王2でもない人物(王3)です。 何か良くないことが起きたのでしょう。 なかなか迎えが来なかったのも、予想外の王3の即位が関係していたのかもしれません。 かぐや姫は泣きます。 彼女が望んでいたのは、王2のもとに帰ることだったのです。 悲劇的な結末 こうしてみると、この物語の結末は、かなり悲劇的です。 月に戻った後のかぐや姫の暮らしも、あまり幸福なものではないように思えてきます。 物語の最後、かぐや姫の残していった不死の薬を、駿河の国にある山の上で燃やすよう帝が命じる場面があります 小-竹取物語-p77。 そして、その命を受けてたくさんの士(つわもの)が登ったことから、そこを「富士の山」と名付けたと語られます。 これは、かぐや姫に求婚した者たちの出来事のあとに語られる語源の説明と同じ形式です。 それらはみな喜劇的な雰囲気の中で語られます。 作者は、なぜこの悲劇的な結末のあとにそれを持ってきたのでしょうか。 竹取物語は、語源の説明の部分に注目すれば、七つに分けることができます。 様々な人物がかぐや姫との結婚を求めるという小さな物語の集まりなのです。 最後の場面に富士山の語源が語られるということは、帝の登場からそこまでが、かぐや姫の昇天という劇的な内容を含みながらも、他と同様に扱われているということです。 作者は、全てを同じ形式でまとめたかったのでしょう。 それぞれの物語の最後に語源の説明を入れたのは、読者を物語の世界から現実の世界に引き戻すためかもしれません。 世にも不思議なこの物語は、煙の立ちのぼる富士山の姿を描いて幕を下ろします。 ふっと現実の世界に引き戻された読者は、静かな風景を前に、遠くに去っていった悲劇的な物語の余韻を味わうことになるのです。

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「かぐや姫の物語」と原作「竹取物語」との違いは?捨丸の意義も考察

竹取物語 罪 原文

「黒=原文」・ 「青=現代語訳」 解説・品詞分解はこちら 立てる人どもは、装束(しょうぞく)のきよらなること、ものにも似ず。 飛ぶ車一つ具(ぐ)したり。 羅蓋(らがい)さしたり。 (空中に)立っている人たちは、衣装が華やかで美しいことは、比べるものがない。 空を飛ぶ車を一台用意している。 (車には)薄絹を張った傘をさしかけてある。 その中に、王とおぼしき人、家に、「造麻呂(みやつこまろ)、まうで来(こ)。 」と言ふに、猛(たけ)く思ひつる造麻呂も、ものに酔ひたる心地して、うつぶしに伏せり。 その中に王と思われる人が、家に向かって、「造麻呂(みやつこまろ・かぐや姫の育ての親である翁(おきな))、出て参れ。 」と言うと、意気込んでいた造麻呂も、何かに酔った気分になって、うつ伏せに伏した。 いはく、「汝(なんぢ)、幼き人。 いささかなる功徳(くどく)を、翁(おきな)つくりけるによりて、汝が助けにとて、かた時のほどとて下ししを、そこらの年ごろ、そこらの黄金賜(たま)ひて、身を変へたるがごとなりにたり。 (その王と思しき人が)言うには、「お前、愚かな者よ。 わずかばかりの善行を、翁が積んだので、お前の助けにと、ほんのわずかな期間と思って(かぐや姫を下界である地上へ)下したが、長年の間、(天が翁に)多くの黄金をお与えになり、別人に変ったように(裕福に)なった。 かぐや姫は罪をつくりたまへりければ、かく賤しきおのれがもとに、しばしおはしつるなり。 かぐや姫は罪をお作りになったので、このように身分の賤しいお前のもとに、しばらくの間いらっしゃったのである。 罪の限り果てぬれば、かく迎ふるを、翁は泣き嘆く。 あたは ぬことなり。 はや返したてまつれ。 」と言ふ。 罪を償う期限が終わったので、こうして迎えるのをお前は泣いて嘆き悲しむ。 (それでも、かぐや姫を引きとめることは)できないことだ。 早くお返しなさい。 」と言う。 翁答へて申す、「かぐや姫を養ひたてまつること二十余年になりぬ。 『かた時』とのたまふに、あやしくなりはべりぬ。 翁が答えて申し上げるには、「かぐや姫を養い申し上げること二十年あまりになりました。 (それなのにあなたは)『かた時(わずかな期間)』とおっしゃるので、疑問に思いました。 また異所(ことどころ)にかぐや姫と申す人ぞおはすらむ。 」と言ふ。 また別の所にかぐや姫と申す人がいらっしゃるのでしょう。 」と言う。 「ここにおはするかぐや姫は、重き病をしたまへば、え出でおはしますまじ。 」と申せばその返りごとはなくて、 「ここにいらっしゃるかぐや姫は、重い病気にかかっていらっしゃるので、出ていらっしゃることができないでしょう。 」と(翁が)申し上げると、その返事はなくて、 屋(や)の上に飛ぶ車を寄せて、「いざ、かぐや姫、穢(きたな)き所に、いかでか久しくおはせむ。 」と言ふ。 屋根の上に空飛ぶ車を寄せて、「さあ、かぐや姫、けがれたところに、どうして長い間いらっしゃるのですか。 (帰りましょう。 )」と言う。 立て籠めたる所の戸、すなはちただ開きに開きぬ。 格子どもも、人はなくして開きぬ。 嫗(おうな)抱きてゐたるかぐや姫、外に出でぬ。 (すると、不思議なことに、)閉めていた部屋の戸が、すぐにすっかり開いてしまった。 格子なども、人がいないのに開いてしまった。 媼(お婆さん)が抱いていたかぐや姫は、外に出てしまった。 えとどむまじければ、たださし仰ぎて泣きをり。 (媼は)とどめることが出来そうもないので、ただ(かぐや姫を)仰ぎ見て泣いている。 竹取心惑ひて泣き伏せる所に寄りて、かぐや姫言ふ、「ここにも心にもあらでかくまかるに、昇らむをだに見送りたまへ。 」と言へども、 竹取の翁が心を乱しているところに近寄って、かぐや姫が言うことには、「私においても、心ならずもこのように(月の世界に)帰るのですから、せめて空へ昇るのを見送りなさってください。 」と言うけれども、 「なにしに悲しきに見送りたてまつらむ。 我をいかにせよとて、捨てては昇りたまふぞ。 具して率(ゐ)ておはせね。 」と泣きて伏せれば、御心惑ひぬ。 (翁は)「どうして悲しいのにお見送り申し上げようか。 私をどのようにしろと言って、見捨てて昇天なさるのですか。 一緒に連れてお行きになってください。 」と泣き伏しているので、(かぐや姫の)お心が乱れてしまった。 「文を書き置きてまからむ。 恋しからむ折々、取り出でて見たまへ。 」とて、うち泣きて書く言葉は、 「手紙を書き残して参りましょう。 (私を)恋しく思う折々に、取り出してご覧ください。 」と言って、泣いて書く(かぐや姫の手紙の)言葉は、 「この国に生まれぬるとならば、嘆かせ奉らぬほどまで侍らむ。 「この国に生まれたというのならば、(あなたを)嘆かせ申し上げないときまでおそばにいるでしょう。 過ぎ別れぬること、返す返す本意(ほい)なくこそおぼえ侍れ。 (なので、こうして)去り別れてしまうことは、返す返すも残念に思われます。 脱ぎ置く衣を、形見と見給へ。 月の出でたらむ夜は、見おこせ給へ。 脱いで置いていく衣を私の形見としてご覧ください。 月の出ているような夜は、(私のいる月を)ご覧ください。 見捨て奉りてまかる空よりも、落ちぬべき心地する。 」と書き置く。 (あなたを)見捨て申し上げて参る空から、(悲しみのあまり)落ちてしまいそうな心地がします。 」と書き残す。 続きはこちら lscholar.

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【竹取物語】の謎と作者の意図 ① 5人の求婚者たち

竹取物語 罪 原文

かぐや姫の物語〜かぐや姫の犯した罪と罰とは?原文を読んでみた結果 高畑勲監督の最後の作品 かぐや姫の物語 面白かったし、僕は見ていてつい泣いちゃったけど、超絶面白いかというと、どうにも不思議な感じ 映画を見たあと物凄くもやもやして... 姫は「昔の契りによって来たんだ」と言うし、お迎えの月の人は「罪を犯されたので下ろした」が、「罪の償いの期限が終わったので迎えに来た」とかね。 僕のアイディアというのは、罪を犯してこれから地上に下ろされようとしているかぐや姫が、期待感で喜々としていることなんです。 それはなぜなのか。 地球が魅力的であるらしいことを密かに知ったからなんですよ、きっと。 しかしそれこそが罪なんだと。 しかも罰が他ならぬその地球に下ろすことなんです。 なぜなら、地球が穢れていることは明らかだから、姫も地上でそれを認めるだろう。 そうすればたちまち罪は許される、という構造。 僕は、映画はエンターテインメントと思っているので個人的にはあまり好きではありません、ごめんなさいね ただ、面白くないかといえば全然そんなことはなくて十分見応えあり、時間が長いという人いますが それを感じさせないぐらいよく出来た映画だと思います ただ、これも個人的ですが絵が見づらかった チラチラするんでっすよね 目が悪いのでチラチラ苦手です クリエイターからの圧倒的支持を受けているらしく、よくよく調べるとあの絵は見た目以上にアニメ化するのが難しく、まさに奇跡の芸術作品だと思うのですが 別にアニメじゃなくていいやん.... ってのが正直な感想です そんなこと言っていたら業界前に進まないのでこれはこれで素晴らしい取り組みだとは思います でもね、アートは美術館で自分のペースで見たいんです 美術館で歩いている時、絵が自分を呼んでいるかのそういう感覚 立ち止まって見入るあの時間 一方的な速度で流されるアニメ的なアートって個人的にはあまり好きじゃないんですよね それにね、こういうお金がかかる映画作っちゃうと次に続く作品作れなくなる気がするんですよね かぐや姫の罪と罰、取りも直さず業界への罪と罰にもなっている気がするなぁ...

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